デザインと伝えたいこと

チラシで伝えことはなんでしょう。自分のお店にしろ、クライアントさんの依頼にしろ、チラシでやりたいことが必ずあるはずです。
そのやりたいこと、デザイナーはその要望を実現させられるチラシのデザインをしなければいけません。
チラシのデザイナーはブランドロゴのデザイナーではなく、かっこいいイメージ広告をつくるのではなく、クライアントの、自分の、その商品を売りたい!集客をしたい!という要望を叶えるものなのです。
ただ美しいだけのデザイン、根拠のないデザインを作るものではありません。
デザイン初心者は、デザインといえばきれいなものというイメージがありがちですが…わたしも思っていましたが…広告ツールとして訴求力のあるきれいなチラシをつくらなければなりません。
きれいだけのデザインでは、当たるチラシは作れないのです。
チラシは集客力ツール。訴えかけたいことを訴えかけたい人に伝わるデザインと作ることができることこそ、広告のデザイナーです
デザインがきれいではなくとも、プロがつくったものではなくとも、当たるチラシは確実にあります。
それはチラシの集客力がしっかり働いているチラシです。
デザイナーはディレクターまたはクライアントの要望をデザインにしっかり反映させ、デザインだけにこだわらないようチラシを完成させましょう。

写真の撮り方

チラシデザインで載せる写真を決める時、最近ふえてきたのがクライアントさんからスマホでとった写真をチラシの素材として使ってくださいと送られてくることです。
確かに最近はカメラ代わりになってますし、手軽に撮れるものではありますが、印刷にすると解像度がたりません。チラシの原稿にのせるには300dpiぐらいなぁ…と個人的には思っています。
よく言われる基準としては350dpiかな??
dpiは解像度のことで、このへんはややこしくなるので割愛しますが…このスマホの写真、チラシのデザインに使えるな!と思ったらdpiが足りているか確認してください。方法はWindowsならパソコンでその写真のファイルを右クリック→プロパティ→詳細タブ、水平・垂直方向の解像度。Macならプレビューでコマンド+Iで確認することができます。
この解像度が足りないチラシを印刷するとどうなるかというと…写真がぎざぎざしているということになったり、はっきり印刷されなくぼやけたかんじになってしまいます。
チラシで写真をのせることはものすごーく重要なんですが、その写真がぼやけていたら…チラシの魅力が減ってしまいます。
携帯で撮影した写真で印刷に使えるのは、かなり小さい大きさの写真に変更してデザインに入れるぐらいにしか使えません。それでも無理やり使っている感じがしますが…。
なので、チラシを作る時は手元の携帯写真で間に合わせるのではなく、ちゃんとしたデザインに仕上げるために、デジカメなどで撮影をしましょう。
デジカメでも、解像度の設定があるので、その設定にも気をつけてくださいね!

“ださい”チラシ脱出法

チラシ デザイン

“ださい”チラシ脱出法

友人がパソコンにはいっているソフトで頑張ってチラシをつくっていたのですが、相談をうけました。
「チラシがんばってつくってみたけど…なんかださい…どうすればいい?」とデザインを普段お仕事にしていない人がチラシを作ると、なぜかださくなってしまう。よくあることじゃないかなーと思い、そんなだささから脱却する方法を実体験から考えました!
まず、フォント。チラシのデザインでフォントの選択はしっかり考えましょう。
なんとなくこのチラシださいな…とかおしゃれだな…とか、そのフォントひとつの選び方でチラシの印象がかわります。
スーパーのチラシなどに使われている、過去に手書きポップで使用されたような文字は、スタイリッシュにデザインされたチラシでは不向きですし、ポップにデザインされたチラシには明朝体の文字は不似合いだったりします。
そして、色。Officeにはいっているような虹色の文字などは使うのをやめましょう。
色を選択する時は、同系色とそれに合うアクセントカラーを選ぶとデザインがひきしまり、チラシがすっきりみえます。
また写真は薄暗い写真などはしっかり、明るさを調整しましょう。
デジカメなどでは写真の調整ソフトがついてきますので、そういったものを利用し、暗い写真より物がはっきりと見えるチラシを使いましょう。
この3点を抑えるだけでも、だささから抜けだしたチラシに成長できるとおもいます!

対象にあったデザイン

チラシをデザインするときは、チラシを見てほしい人たち、商品の対象者に訴えかけるデザインを一番に考えなければいけません。
例をだすと…、若者のチラシなのに渋い色ばかりを使い、写真の人物は老夫婦が写っているという例です。
さすがにこれはちょっと極端な例ですけど、ちぐはぐな印象を受けるチラシはあります。
スーパーのチラシなどは、スーパーのシンプルなデザインよりは、見慣れた赤黄色、商品の写真というセオリーが作られているので、見やすいのです。
それをおしゃれなデザインに変えてしまうと、普段スーパーのチラシを見慣れている人に対しては、値段が見辛いと感じる人は多くなります。
習慣として、赤い価格の文字や黄色の文字を見ているので、他の色で表示されてしまうと飲み込みにくいのです。
そして、チラシは対象者に見やすくなくてはいけません。そんなの普通じゃないかと思うんですが、見た目のデザインだけの話ではないんです。
フォントの大きさ、例えば購入層が高齢者だった場合、文字が小さいと不親切です。
他に、車で来るのが対象なのにチラシには一方通行が書かれていなかったり、駐車場の案内がないなど対象に合わせた不親切なデザイン…。
これらはそのチラシの集客率を確実に落とします。
チラシのデザインはきれいにしあげるのではなく、ちゃんと対象を考えた親切設計を心がけて作っていくのが大切です!

デザインの流行

チラシのデザインにも流行があります。
流行を知るならば、大きく話題になっている企業のチラシを見ることです。
シンプルなデザインは企業のメッセージ性をメインにしているのであまり参考にはなりませんが、どういったフォントを使っているか、細部はどんなデザインにしているか、そういったことを見ることで、デザインの流行がわかります。
例えば、最近Webではフラットデザインが流行っていますが、チラシもそのテイストに合わせたチラシを目にします。
チラシのデザインとWebのテイストが必ずしも同じである必要はないのですが、今はチラシを見た人が、お店の名前で検索し、サイトに来るという流れができています。
なので、チラシを見た人が、サイトを見たとき、チラシとあまりかけ離れすぎていないこと、これがサイトをすぐに閉じてしまうということのないようにするために必要です。
色合いなどは原色の強い色などの明るくなりすぎないようにする傾向が強くなっています。
グラデーションを入れるのがそれまでの流行りでしたが、今では単色塗りが流行になっています。
デザインの流行があると、同じようなデザインの考え方でつくられたものが、チラシだけに限らず、よく目に入るようになります。
そうすると、以前流行ったデザインで作られたチラシは流行遅れに感じさせてしまいます。
自分でつくったチラシがいまいちだな…という方は他のチラシがどういったデザインの傾向になっているかを見て、自分のチラシのデザインの違いを研究すると、お悩みの解決の糸口があるかもしれません。

プロのデザイナーのデザイン

チラシのデザインを勉強するために、折込のチラシを沢山見るようにしています。
沢山みていると、ああ、これはWordとかをExcelを使って会社の人がつくったのかなーとか手作りのチラシなのかなーというのがあります。
きれいじゃないとかそういうことじゃなく、デザインの作り方です。
もちろんソフトの性能の差もあると思います。Office系ソフトはチラシを作るというより書類を作るソフトなので、Illustratorなどのデザイン専門のソフトで作るのとは見栄えがちょっとやっぱり変わってしまいます。
けれど、そんな専門のソフトを使わなくてもきれいに仕上げてあるのもあるんです。
そういうのを考えると、チラシのデザインって、結局は見やすさとかまとまっていることが一番重要かな、と思います。
例えばチラシでぎゅうぎゅうに文字がつめ込まれていてチラシの色が色相とかまとまり関係なく何色も使っていると見辛いし、デザインとしてきっちり計算されているものではないと思います。
そして余白もいろいろなイラストなどで埋まっていて…。そういうチラシって素人っぽいデザインになってしまいます。
じゃあ、プロが作るチラシのデザインってどんなのだろう?というとまず余白がちゃんと取られていてすっきりみえる。色の関係、配色など考えられている、
フォントの種類の選択も、まず読みやすく、そしてデザインの全体のテイストと合わせて選択されている、
そういったポイントをきっちり抑えていくことがプロのデザイナーが作ったチラシだと思います。
デザインをステップアップするなら、折込にはいっているチラシを見比べてみるのも1つの手かもしれませんね!

わかりやすい地図デザイン

チラシの地図の作成、これ、得意な人と苦手な人いるみたいですね。
わたしは…知っているところだと作りやすいんですが、知らない所だとわかりません!
そりゃぁ行ったことないし当たり前でしょ!と思うかもしれないですが…地図って、本当に地図通りに作るわけにはいかないんですよね。
例えば…インターネットの地図で確認して距離感もきっちりつくってチラシのデザインにいれたとしても、もうちょっとここは道路長いですねー…とか修正が入る…。
やっぱりチラシにのせる地図のデザインは、地元でその道を歩く人の感覚でつくるのが一番なんです。
地元のひとしかわからない地図上にのってない目印とか、有名なお店などがあるので、一度チラシのデザインの依頼があったときは、お客様に鉛筆書きでいいので地図を書いてもらうようお願いするのもひとつの手です。
絶対やってはいけないことは、チラシに既製の地図を無許可で載せること。
地図には著作権があり、許可を取らないと印刷物に掲載できないことが多くあります。
それに、そのチラシのデザインを作るのであれば、やはりそのお店用の地図をデザインするのがデザイナーとしてのお仕事なのではないでしょうか。
苦手な地図の作成だけれど、お店に合わせて、スタイリッシュな地図、かわいらしい地図などデザインを決めて作るのも楽しいデザインのお仕事です。

チラシのレイアウト

デザインを決める時、だいたいのアタリ、つけていますか?
わたしは必要な文章をとりあえず打ち込んで、文章量とデザインを確認しながら、デザインをつめていきます。
もちろん、頭のなかでここに画像どーん、キャッチコピーばーん!とか考えているんですけど、そんな勢いだけでいくと、わたしの場合、だめなチラシが出来上がります。
文字を入れるスペースが足りなかったり…逆に余りすぎてしまったりとか。
そしてそのスペースのつじつまを合わせるために、使い慣れているフォトフレーム風の写真にしてみたり、手元にあるイラストでスペースを埋めてごまかしたり…よくない傾向だなぁと思いながら作っていました。
それで解決方法は、アタリを決めることです。
スペースが十分取れていて決まっていれば、改行などは文字組で調整できます!
なのでチラシを作る時は、大体の文章を決める→アタリを決める→デザインするという順番にしています。
スペースを把握しながら進めるすごく作業が早い人もたくさんいるんですけど…なかなかこの3つ同時進行はむずかしいです…。
なのでデザイン初心者さんはチラシをつくる時文章を先に決めて、どれだけの文章量になるかなー?というのを決めたほうがやりやすいとおもいます!
あと、文章が決まれば、必要な写真も決まるので、後から撮影しなくちゃいけないなどの漏れもなくデザインの進行ができるのでおすすめです!

可読性を考える

チラシのデザインで忘れがちなこと、それは可読性です。
チラシで文字が読みにくかったら意味がない!
いつもは当たり前にそう考えているんですけど、デザインに気を取られてしまうと、出来上がった時にあれ?なんだかここ読みにくくない?
そんなことがたまにあります。たまのミスです…。
例えばオレンジに白抜き文字で作っていて、ちょっと色を黄色よりにしたほうが色合い的にしまるなーとデザインの修正をして…。そうすると黄色に白文字というもう見難い代表みたいなデザインになっていたりしたことがあります。
あと、可愛い文字しよう!と思って選択したフォントが読みにくい、文字の周りがごちゃごちゃしている…。
そんなデザインの部分部分をみて、ついうっかり読みにくいチラシをつくってしまう…。
チラシのデザインでしちゃいけないことですよね。
告知で読んでもらうためなのにそんな読みにくいチラシを印刷する意味がありません…。
チラシはぱっとみてぱっと頭に入ってくる、その重要性が可読性の高さ。
デザインをやっていると、ドロップシャドウをかけたり、光彩をつけたりとかいろいろ効果を付けたくなるのですけど、そのデザインの前に第一に可読性を考えて、チラシのデザインを作成するようにしています。

文字のデザイン

チラシのデザインでよくありがちな失敗は…文字の頭が揃っていないこと。
わたしはうっかりずれていて、あとであわてて揃えたりするんですけど、チラシで折込されている中で、揃えられていないものけっこうあります。
例えば料金のリストなどで、Aプラン、Bプラン、Cプラン…と数字が縦に並ぶことがあったとしますよね。その数字の縦のラインがガタガタ。三桁コンマがずれていてがたがた…というの、ありがちです。
もちろん数字によって文字がつまりすぎに見えたり、見づらいなんてことを避けての配置やスペースの幅を調整するんですが、それをした上で縦のラインがずれるということになれば考えられたデザインです。
けれど、意識されていないデザイン…これ、美しくありません。
しかもパッと見た時に読みにくく感じさせるなんてことにもなります。チラシなのにパッと見たときに見辛い…なんて感じさせるのは致命的ですよね。
デザインって細部への細かさが生きてくると思います。細かい所の手を抜くと、やっぱりぼろが出ます。なので、チラシのデザインを仕上げる時はきっちりとするのがちょっとしたデザインのレベルアップのコツだとおもいます。